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新茶の季節に因んで(5月パンレッスンメニュー)

お茶好きの両親の影響を受けて
小さい頃からお煎茶が大好きでした。

京都の大学に進学して寺町通りで見つけた宮内庁御用達のお店で
美味しい煎茶に違いないと清水の舞台から飛び降りるつもりで
購入した煎茶より宮崎から持ってきた煎茶の方が美味しいと知った時のショック。

そして在学中に宮崎に戻ってこの教室で再会した友人と宇治の歴史の古いお茶のお店で購入した新茶より
宮崎から届いた新茶の方が美味しかった時のショック。

そんな経験から宮崎茶や知覧茶に代表される九州のお茶に勝るものはないのに
どうしてメジャーにならないのかと不思議に思っておりました。

昔々の中学の社会科の授業で、
宮崎のお茶は静岡や京都で産地を静岡茶や宇治茶として販売されていると聞いたことがありましたが

産地表示が厳しくなった今でも
原材料の半分以下であれば他所の産地の物が入っていても
それは半分以上を占める産地のお茶として表示できると
昨年お知り合いになった宮崎茶の普及に務められている《お茶の白玄堂》さんに伺って
納得した次第です。

昨年の品評会で2位を受賞して
今年は更なる上位と言ったら優勝ですが
宮崎茶の美味しさが広く知られるところになると良いなと
ニュースを見る度に願っています。

それでも白玄堂さんのお話では宮崎では抹茶の原料となる碾茶(テンチャ)を製造していないので
抹茶は京都産が殆どだそうで、
これも宮崎で生産されるようになって
挽きたての抹茶を購入できるようになったら良いと願っています。

余談ですが
大学の4年間、華道と一緒に茶道を習ったのは
美味しかったり入手が難しい京都の和菓子が食べられるからでした。

そんなお茶好きの私が
新茶の季節にパンに抹茶の香りを味わって頂けるものをと考えてみました。

抹茶入りのカスタードクリームを
焼き上がるとマーブル状になるように成型して焼き上げるのですが
何回かの試作で漸くその固さと形を決めることができました。
    iphone 099.JPG

そして林檎のパン。
これは今月のケーキレッスンで好評のキャラメル林檎をフィリングに使います。
見た目も林檎、中身も林檎ですよ。

そしていつものロールパン。継続は力なりを実証される方が増えてきましたね(^^)

以上が機械捏ねです。

そして手捏ねはライ麦入のカンパーニュです。
以前に一度全粒粉入のカンパーニュをレッスンしていますが
   iphone 060.JPG

今回は少し粉の量を増やし
胡桃とミックスのドライフルーツを捏ねの最終過程で混ぜ込んで
生地を作り上げます。

ライ麦は今回も細挽きを使用、捏ねやすく食べやすくしています。
  iphone 100.JPG   iphone 001.JPG
《セーグル・フリュイセック》と呼ばれるパンです。

ドライフルーツが苦手な方はそれを入れないで焼いて頂くことも可能です。
   iphone 102.JPG
来月も人気のカスタードを頑張って作りますね。


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