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長い間

先日近所の方が大きな袋を二つ下げていらっしゃいました。

中身は、
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全部毛糸。

何かと言うと、
母が生前そのお宅のお子様2人を我が子のように可愛がっていたのですが、
その子達に編んだ糸の残りを一緒に渡していたそうで

それを大事に仕舞っていたけれど、
返すべき人に返すということでした。

サイズが小さくなったら
解いたり編みたしたりして使えるようにということだったのでしょうか?

母は間もなく亡くなってしまったのですが、
糸は防虫剤を入れ替えて大事に保管されていました。
中には解いて玉にしたものもあります。

上の子がもう44歳。
40年間眠っていた事になる毛糸達です。

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色別に整理しました。

「そうだあの子達この糸のセーター着てたなぁ」なんて思い出しながら・・・(^ム^)

自分では買わない色が沢山入っているので
色に合う花モチーフを編んで何を作るか考えてみようと思います。
何か形になったら又お返ししましょう。

織りでマフラーも出来そうです。


毛糸は保存さえちゃんとできていればこうして長い間寝かせていても
少しも退色せず虫もつかないで使えます。

そういえば、先日のレッスンで何気なく椅子に掛けていたものを見て
素敵ですねと言って頂きました。
 
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これももう編んで30年が経ちます。
10個買った糸で足りなかったので周りを手持ちの白で編みました。

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天板がガラスの円形こたつのカバーに使ったり、

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ストールやひざ掛けに使ったりしていた気がします。

引越しで陽の目を見て
これを認めていただけるなんて思ってもみないことでした。

そういえば母が亡くなる直前に編んでくれたものがこれです。
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何と37年もの。
まだまだ使えます。

毛糸は洗いと虫食いだけ気をつけていれば
長い間生活の中で形を変えて彩を添えてくれる優れものです。

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このテッシュカバーももう30年以上前に
お弁当を入れる巾着として編んだものです。

木綿で編んだものは漂白剤を使えるのでいつまでも白いままです。

私にとっての手作りの魅力はここにあります。

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