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フランスパンの原型【パン・ヴィエノワ】(3月パンレッスンメニュー)

昨年の2月初めに出かけたホテルシェラトンでのダニエル・オストの花展の帰りに
立ち寄ったフローランテ宮崎。
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2月初めなのに陽の当たるところは流石南国宮崎。
早くもチューリップが咲いていて、
もう少し暖かくなると持参のお弁当を広げて陽の光を浴びたくなるようなところでした。

ピクニックに出かけなくても
自宅のテラスであったり近くの公園だったり
お子様の遠足だったり
お弁当を作って戸外で食事を楽しむのにお薦めのパンを3月は作りたいと思いメニューを考えてみました。

【パン・ヴィエノワ】
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ウィーンのパンという意味のパンですが、

1800年代当時、公定価格の決められていたパリで
オーストリア大使館員が質の悪いパリのパンにうんざりし、
ハンガリーから取り寄せた粉で
祖国の上質なパンをパリの知り合いのパン屋につくらせたのが始まりなのだそうです。

パリの人々にとっては始めて味わう白い上質なパンで
たちまち街中の評判になったそうで、
長い棒状のパンに斜めに入れたクープの多さが特徴で、
このパンが現在のバゲットの元になったと言われています。

本来はセミハードのパンでしたが
時代が進むにつれて生地はバター、砂糖、卵、牛乳が配合され、
パン・オ・レ(ミルクパン)に近いリッチな味わいになってきたそうで、
現在ではパン・オ・レと変わらない配合になっていますが、
フランス粉で作るので、
クラストはサクッと歯切れよく、クラムはふんわり柔らかに焼き上がり、
それほど甘みは感じないのでそのままトーストしたり、
サンドイッチ用のパンとして愛食されてます。

時代と共にリーンなパンからリッチなパンに変遷したパンで、
時間が経ってから温めて食べると強力粉で焼いたパンとは違う歯ごたえを感じます。

バケットやバタールのように蒸気焼成の作り方と
卵を塗って焼く作り方がありますが
今回はソフトな焼き上がりを楽しむパンにしたいので卵を塗って焼きます。
試しにレーズンを入れてみたらこれも中々の美味しさ。
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3本焼くうちの1本又は2本をお好みでレーズンインにしていただくのもok!
手捏ねで作ります。

お家で作る時はテーブルパンとして丸パンで作るのもお薦め。
とても美味しい朝食のパンになると思います。

機械捏ねのパンは成型を楽しむパン。
これもお出かけやお休みの日のブランチに登場すると喜ばれると思います。
  
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2個をチキングラタン、
2個をカスタードクリームの上に旬もそろそろ終わりとなる柑橘をのせて焼きましょう。
型がなくても可愛いお花のようなパンが作れます。
ホワイトデーにお返しとしてこのパンを作りたい方は♡の形に成型しても良いですね。
レッスンで作ってみたい方はお申し出ください。
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お店で買うより大きめの成型パンです。

試作では丁度香川の知人からデコポンが届いたので
これを使用しました。
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ケーキのフルーツ使い同様袋から綺麗に出して使いましょう。
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焼成後ナパージュを塗ってピスタチオとトッピングします。
お決まりのロールパンも2つ3つに増量、上手く成型できるように頑張りましょう(^^♪

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